2012/06/24

インド音楽ワークショップに参加してくれた皆様へ

昨日は遅くまでお付き合いありがとうございました。
たくさんの方が来てくれて、とてもいい時間を過ごせました。

インド音楽を初めて聴く方も、これまでなんとなく聴いていた方も、少しは全六感の刺激になってくれていたらなあと思っています。

的を得たような素晴らしい質問がでたけど、ほんとにその通り。
一体どの瞬間に心に響いてくるのかなんて、想像もできない。

音楽は心でできてる。

てつさんが言っていた「メロディ奏者とリズム奏者の間に流れる空間は、同時にオーディエンスとの空間でもある」、「寄り添い合う演奏」というあの言葉は、インド音楽を聴くうえでとってもキーになると思います。むしろそれこそ…?というのは私の一意見。


そう、要はあなた次第ってことなのです。ふふ。みーんな違って何が悪い!
何を感じようと、どこに意識を向けようと、そんなのすべてはみんな次第。
みーんな自由だからーーー!!


そんな長い前置きはいいとして、お約束通り、昨日みんなで見た動画を全部UPするので、是非また聴いてみてくださいね。昨日はかなり割愛した感じで聴きましたが、どの演奏も当然めちゃくちゃ素晴らしいです。

まずはドゥルパドから。
※お名前にPt.やUstad、あとjiとか付けてますが、要は~さんな感じと思ってください。敬称です。

【Dhrupad ドゥルパドのターラ】

Chautaal(チョウタール:12拍子)…ドゥルパドではメインのターラ
私の師匠Pt. Ritwik Sanyalとてつさんの師匠Pt. Shrikant Mishraの演奏


Dhamar(ダマル:14拍子)…ホーリー祭で遊ぶクリシュナ神を歌うターラ
同じく私たちの師匠。

Sooltaal(スールタール:10拍子)…スピード感があって聴衆も一緒にノリノリになってしまう
歌はGundecha Brothers、パカーワジも兄弟です。
常に兄弟で歌うデュオ=インドではジュガルバンディと言います。


Tivra(ティヴラ:7拍子)…3・2・2と独特にリズムを刻むけど、私はすごくクールな印象持ってます.
Wasifuddin Dagar ji、かなりスピーディなTivraです。


・Jhaptaal(ジャプタール:10拍子)…スールタールとは刻み方が違い、曲の数もそれほど多くない。
この方はUday Bhawalkar ji。このスローなテンポがとても好き。声の美しさは私の中ではナンバル1でです。しびれる…。パカーワジはてつさんのお師匠様。


ドゥルパドではほぼこの5つのターラで演奏されます。
この周期がわかればもうドゥルパドは楽しめちゃいます。


【Khayal カヤールのターラ】

・Teentaal(ティーンタール:16拍子)…カヤールといえばやはりこれ。
歌はUstad Nusrat Fateh Ali KhanとタブラはUstad Tari Khan。すごいですね…。
生で見たい、こういうの!聴衆も大興奮笑。


・Ektaal(エクタール:12拍子)…手拍子はChautaalと一緒です。
シタールはPt. Shahid Parvez、タブラはSubhajyoti Guha ji。シタールはもちろんのことタブラもすんごいですよ…。


・Jhaptaal(ジャプタール:10拍子)
同じくShahid jiのシタール、タブラはPt. Anindo Chatterjee ji。みんなで聴いた部分の後、さらにどんどん複雑なことになっていってもう大変です。とにかくわけわかんなくてめちゃおもしろいです。


・Rupak(ルーパク:7拍子)…Tivraと違って1泊目はカーリーですよ。
楽器はサントゥールといいます。インドで知らない人はいないPt. Shivkumar Sharma、タブラはまたまたAnindoさん。


・タブラソロ…これは完全に太鼓メイン。後ろで弾いているのはハルモニウムという鍵盤楽器。ラハラといって同じメロディを延々と演奏し、常にパルスをキープ。あくまでメインは太鼓です。
右がかの有名なUstad Zakir Hussain、左はYogesh Samsi ji、この方も素晴らしいですね。
右のほうに座ってる大興奮してるおじさまがめちゃかわいいので是非見つけてね♪


以上!! いや~お疲れ様でした。こうしてみると結構たくさん。
時間があるときに、とにかく何度でも耳に入れてあげるといいかもですね。

聴いていればどんどんわかるようになってくのがインド音楽です。のんびりいきましょね。
質問とかあれば、Facebookのイベントのとこにでもコメントしてください。優しいてつさんがきっと愛を込めて答えてくれますよ♪




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