2012/06/13

Shreeさんのドゥルパドライブ

6月8、10日は私のドゥルパド大先輩のShreeさんのドゥルパドライブとワークショップに参加してきました。
学ぶこといっぱいいっぱいの2日間に、わたしの心と体ついでに脳みそまでたっぷり潤っていました。



今回はこの大きなタンプーラーが2台も。それはそれはすごい倍音。ダイレクトに心身に響き渡ってくれました。後ろでタンプーラーを弾いているのはShreeさんのパートナー、バンスーリー奏者でありメイカーでもあるNoriさん。いつも優しい笑顔で場を和ますほんとに素敵なお方。

そして今わたしが好きで好きでたまらないRaga Bhimpalasiを、Shreeさんの声で聴いてきました。

「音を通して人を味わいなさい」

グルジがそんなことを言っていたのを思い出したりして…。純粋に人を知る一番ピュアな方法なんやって。

わたしが見習わないといけないことが、その歌の中にたっぷり詰め込まれてた…。さすがです。
課題がたくさん見つかり、今日の練習明日の練習にずっと続いていきます。


伴奏はもちろんこの方。両面太鼓パカーワジ奏者のカネコテツヤさん。いつも暖かく、寄り添ってくれる、今回ももちろん素晴らしい演奏でした。


ドゥルパドの演奏は99%このパカーワジとともに演奏されると言ってもいい。片方にパン(全粒粉をこねたパンを焼く前のやつ)を付けて叩くなんともヘンテコリン(←こらっ!)な太鼓なのですが、その倍音とやたらスマートなビジュアルは想像をはるかに超えていきますよ…。

ただでさえすごい楽器なのに、てつさんが叩くとその場の空気は一気に変わっちゃうのです。
現在日本で唯一のパカーワジ奏者がてつさんなんて、わたしたち歌い手は本当にラッキー。



そしてそして10日はワークショップ。わたしも小さなタンプーリーで一緒に参加させていただきました。

Ragaはライブでも歌ってくれたBhimpalasi。今回はパカーワジと一緒に、ドゥルパドのターラ(インド音楽のリズム)のお勉強をみんなでしました。

photo by Tomomi Kikuta
ドゥルパドのメインターラのChautaal(12拍子)、そしてsooltaal(10拍子)。

わたしたちが属しているDagar(ダーガル)流派に古くから伝わる1曲と、今年2月わたしもShreeさんと共に、Uday Bhawalkarという素晴らしいドゥルパド声楽家に教えていただいた1曲をお客さんと一緒に歌いました。

どちらもわたしの大好きなバンディシュ(曲のこと)。みんなで歌うのってほんとに気持ちがいい。

お客さんも、初めて打つドゥルパドの手拍子に乗せて、初めて聴く歌を歌うというちょっぴり難しいことにチャレンジ。でもみーんないい顔でした。きらきらしてた。素晴らしいエナジーをいただいた~。

単純に、またさらに歌が好きになったりして。

こうやって、演奏しているわたしたちは、一見誰かにエナジーを与えているように見えるけど実は違う。たっぷりいただいている方なのです。その場にいてくれるみーんなに、いっぱいいっぱいもらっているんです。だからありがとう、いっつもありがとうって言いたい!!!

わたしも実践あるのみの毎日です。

次は6月22日、カネコテツヤさんのワークショップ@コイズミがあり、7月に入ったら怒涛のドゥルパドウィークエンドです。あ~楽しみ楽しみ。

難しいことなんて必要ない、ただその場の空気や内から溢れる感情を味わいに、是非来てくださいね。

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