2016/01/19

ヴァラナシ寒い冬。

改めまして。
今年は暖冬だとか言って、喜んで帰ってきたけれど、少し冬に逆もどりのヴァラナシ。

そんな寒いヴァラナシからちょっと抜け出して、生まれて初めてインドの南の方へ行ってまいりました。
ゴアの少し南、ゴカルナというところ。


しかしインドは、大きいな。。。
48時間2400kmって、もうちょっとよく分からない。
食が変わって言葉が変わって文字が変わって目まぐるしくて、なんというのでしょうあの、なんとも心もとない感じは。独りドギマギ、したのでした。

ドゥルパドに出会って8年目。
音楽修行中にちょいと旅に出たのは、初めてのことだったのです!!

とても新鮮。

ドゥルパドがすっかり体の中に住まい始めて、私の人生は変わった。
音を通して幸せと悲しみと苦しみと、まあいろんな感覚がそれぞれなかなか強烈にやってきて、私はそうやって自分の繊細さを、育て愛でているのだと気づきました。


そいでこのとてつもなくニヒルな「感情」てやつが、なんだかやたらと愛おしいヒトという生き物を造ってるのだと思うと、あぁ…なんか、みんなのことが好きだーー、となりました。
鼻の下まですっかり浸かって、ゴカルナの海の中で。
はい。

 そういえばガンガーで沐浴する水牛さんはきっと、あの景色が好きなのね。。。
水が目の前でぷるぷる揺れて、ぬるっととろっとして、柔らかい大地がこちらに迫るみたいで、暖かくて。

ま、泳げないから私はちょっと海、怖いのやけど。

さてさて、海をたっぷり味わって、毎日美しすぎる夕陽を浴びながらみんなで音楽を奏で、いっぱいいっぱい堪能したけれど、結局最後はヴァラナシに帰りたくなってしまい、帰りの48時間もやっぱりドギマギ、したのでした。


そんなヴァラナシ、ここから色々盛りだくさん。
まずは月末、ヴァラナシが生んだ偉大なパカーワジ奏者、シュリカント・ミシュラ氏の追悼コンサート。
濃厚なドゥルパドだらけの日々。想いというのはやっぱり、すごい。
なんでもできる気がする。
愛しのウダイさまに会えるので、私今から鼻血が出そうだ。
去年みたいな微妙な表情に、なりませんように…


グルジーとのレッスンは、どんどん濃厚になってゆきます。
もはや「どんなレッスンなの?」と聞かれても答えるすべがない。
濃くて眩しくて心地よい。
そしてするべきことはどんどん明確に。

まだまだたっぷり、私とヴァラナシはお別れすることなく、もう少し続きそうです。。。