2017/05/25

✡6月17日今年もODCで歌います✡



みなさま、お誕生日のメッセージ、ほんとにほんとにありがとうございます。
お一人お一人に返信ができないけれど、、、( ; ; )
たっぷりお気持ちいただきました。

とても幸せです。
いつも今が一番だと思っているけれど、今もやっぱり今が一番。

生きてきて、今が一番幸せかもしれない。「人」として、「女」として。
きっとまた明日も。

出会いはタイミング。
ほんとにそう思うのです。

あなたのことも彼女も彼も、心から愛しているのだけれど、
ほんの少しのすれ違い。
ほんの少しの言葉の過ち。
出会うとき。

そういうもので、あっというまに形を変えてしまう。
それに傷つく人をたくさん見ます。


私はだからこそ、今あるものの愛おしさを想います。
愛おしてくて微笑ましくて、愛されることの喜びが沁みるのです。

すべての人にドラマがあって、すべての人が一生懸命に生きていて、
自分はとても小さな人間だと思わされる。

そんな小さな人間を、頼りにしてくれる人たちがいること。
これほどまでに、勇気の湧くことはない。

私はあまり、大きな輪を作れる人間ではないけれど、代わりに地道に地味にどんどん深く、核に向かって掘り下げていくことを学びました。そしてやっぱり、私にはそれが向いているのです。

その深みこそが、他の誰かと共有して味わえる喜びになるのです。
歌とも仲間とも、噛めば噛むほど味がする!

そんな人生になると、いいな〜!!!



ということで、ここからはお知らせでごめんなさい。
今年も村上幸子嬢率いる「インドまるごと総合学校ODC」にて、
ドゥルパドライブを開催することになりました✡✡

あの素敵な会場で、今年もしんみり。
大人の夜になるといいな。

お相手は去年に続き、素晴らしいタブラ奏者グレン・ニービスさん。
頼もしい彼との演奏、楽しみです。

夕食は、私の大好きな陽子お姉さまの、
NIMAmasalaのカレーを楽しんでいただきます。

是非是非、お越しくださいませ。


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日時:6月17日(土
開場 18:00(食事) 開演 19:00
場所:ODC インドまるごと総合学校
    大阪府高槻市北昭和台14-21 
予約:dhrupad@live.jp
料金: 3000円 (要予約、NIMAmasala食事代込)

<出演>
すずきなお(ドゥルパド声楽)

’06年北インド最古の古典音楽ドゥルパド声楽家Pt. Ritwik Sanyalの歌に感銘を受け、’08年より師事。'16年、ドゥルパド界最大級の音楽祭「ドゥルパド・メーラー(インド・ベナレス)」に日本人声楽家として初の出演を果たす。
現在もドゥルパドを軸としインドと日本を往復している。
http://n-dhrupad.blogspot.in/

グレン・ニービス(タブラ伴奏)
’98年にタブラを学び始める。
デリー派のUstd. アンソニー・ダス、ベナラス派のPt.イーシュワルラール・ミシュラ、Pt.ラチュー・マハラジ等の巨匠に師事。また、Sriウマカンタ・ダシュをはじめ、多数のタブラ奏者の元でも学ぶ。グレンの演奏は、ラヤ(リズム)の良さ、クリアな音、表現力あふれるバヤの音色に定評がある。

◆ドゥルパドとは◆
北インドに残る最古の古典音楽スタイル。ヴェーダの詠唱に始まり宮廷音楽として発展したインドに数千年伝わる音楽。瞑想的で時を忘れる穏やかな独唱、息を飲むようなスリリングな合奏。終始即興で繰り広げられる、奥深く煌びやかな歴史的音楽世界。

2017/05/09

ただいま。明日から東の方へ行きます。



インドから帰りました。
無事、帰りました。

充実していた、本当に。
以前は半年居ても足りないと思っていたけれど、久しぶりに過ごす1年の半分は、少々長く感じました。
精神的にも肉体的にもとにかく、変化を感じます。

あの大地はなぜか人を、 真面目にさせるのです。
「修行」がしたくなるところ。
ただ生真面目で完璧主義で頑なな人間を造るのではなく、当たり前に、自分を律することの喜びを教えてくれます。柔軟敏感で、自由な人間。

いろんな国を歩いたけれど、こんな国が他にあるだろか。
ないよな。。。

by a beautiful friend of mine, SUKI from Israel.


このインドの感覚は、あの土地にいないと簡単に褪せてしまう。
何年いようとどれだけ過ごそうと、離れてしまったら薄れてしまう。

良い悪いではなくて人間はそれだけ、順応力が高いのだと思う。

そんなものです。

そしてインド古典音楽というのは、あのインドの大地ととても密接に繋がっています。
インドの香りは、あっという間に褪せてしまう。あの土地を知らずして、真の表現はできない。本当にそう思う。 

それでも多くの外国人が時にインド国外で、インド人よりも感動する音を奏でることができたり、美しいと人を魅了することができたりするのは、 それだけこの音楽のシステムや哲学が、何千年もかけて洗練され研究されつくしたからだと思う。

そしてやっぱり口伝に勝るものはない。
立体的で感情的なのに、本質的には空っぽを好む。

音楽のためには、もっとインドに居たい。
ずっと居たいと思う。ずっとずっとずっと居たい。
ずっと師匠のもとで修行したい。

でもあちらの暮らしは、なかなか簡単ではありません。
ヴァラナシということが、大きいと思います。
食事も、気候も、人間も。
衛生的なことを考えるとインドに慣れた私でも、萎えてしまう。

病気になるのは仕方ない。
小さなことならいいけれど、気づいたらあっという間に衰弱して魂を引っこ抜かれるような危険なものがすぐ隣にあるのは、怖い。
自分のことはいいけれど、近くにいてくれる人の身にも同じように降りかかると思うと、あぁ、恐ろしい。

でもそんなことも含めて、インドなのですよね。どうしようもない。
恐怖の根源にただ、想いが行き着くだけのことです。

日本に育てられインドに育てられ、もうどちらも私の国ですから。
日本もいいけれど、インドもいいのです。
まだまだ頑張ります。役目が落ち着くまで、頑張ります。


さて!
明日からパカーワジ奏者カネコテツヤさんと名古屋、東京、横浜と3カ所、帰国後最初のライブです✡

まだインドの匂いがしててほしい、、、 
貴重な時間を、シェアしてほしいなと思います。
詳細はこちら。

5月10日(水)名古屋市 ヨガの杜 19:30start  with カネコテツヤ(パカーワジ)
5月12日(金)東京日本橋 Creative Hub 131   19:00start with カネコテツヤ
5月13日(土)横浜 Delhi Dining 20:00start(開演までお食事)with カネコテツヤ