2012/09/27

9月30日サロード祭り@永運院

**ライブのお知らせ**

とっても急なのですが、今週日曜日素晴らしいコンサートあります。
SteveOda氏の来日を記念し、日本各地でツアーをされるのだそう。

初めて聴いたとき、音があまりに美しくて流れるようで、涙出たのを思い出しました…。

京都だけは、わたしもドゥルパド歌わせていただくことになりました。

この日はしかーも、スティーブさんの伴奏はパカーワジのカネコテツヤさんです。
サロードとパカーワジの相性って、めちゃくちゃいいのですよ~。ドゥルパドのターラ(リズム)で演奏してくださるのだとか。というか、わたしの為??と思って聴こうと思っています(笑)。

スティーブさんと同じステージで歌えるなんて、本当にうれしいな♪

こんなお方。ああ、素敵。



【9月30日(日) サロード祭り~Maestro Ali Akbar Khan memorial concert~】

サロードの巨匠アリアクバル・カーンとバハドゥル・カーンの魂を受け継ぐ
現代サロード奏者3人によるインド古典音楽コンサート。

サロード奏者3人を各地の豪華なアカンパニストが盛り上げてくれます。

サロード万歳!

【会場】 金戒光明寺 永運院(京都市左京区黒谷町33)
【時間】 開場/14:30  開演/15:00
【料金】 前売り 2500円 当日3000円
      ※子供、80歳以上、中学生は無料、高校生は半額
【ご予約・お問い合わせ】
カーンマーンARTS 
TEL 080-3117-4098 
E-mail: ujp369@gmail.com

【出演者】
スティーブ・オダ Steve oda (サロード奏者)
カナダ生まれの日系3世。7才からジャズギターを学ぶ。'71年ウスタッド・アーシシ・カーンに師事。'73 年からアーシシの父であり伝説的な音楽家ウスタッド・アリアクバル・カーンに師事。'98 年より2年間アリアクバル音楽大学のエグゼクティブ・プロデューサーとして勤務。繊細で叙情的なサロードは世界中の音楽ファンを魅了している。サンラファエル在住。
http://steveoda.com/

サガール SAGAR (サロード奏者)
10代の頃ギターを弾き始め、Jazz音楽理理論等を学ぶ。20歳の頃に渡印しシタール、タブラに触れた後、2002年にサロードを始めた。現在パンディット・テジェンドラ・ナラヤンに師事し、セニアマイハールスタイルのサロードを継承している。http://blog.livedoor.jp/sarodyasu/

平川麦 Baku Hirakawa (サロード奏者)
03年よりコルカタでサロードを始める。05年よりパンディット・テジェンドラ・ナラヤンに師事する。現在、北インド古典音楽の演奏はもちろん、サロード、そして自身の音楽の鍛錬、発展、進化、ジャンル化を模索しつつ、様々なアーティストとのライブ、セッションワークに参加し活動している。
 
ヴォーカル:すずきなお
伴奏:
  カネコテツヤ/パカーワジ
  室優哉/タブラ
  松本こうすけ/タブラ

こんなん好き2、あとやっぱりドゥルパド

前回の「こんなん好き」の投稿は密かに人気なページだったので第2弾。
インドの声楽てどんななの?という方にぜひ見ていただきたーい。

現代のカヤールなら迷わずこの方。もう最高。
Pt. Ulhas Kashalkar(ウルハス・カシャルカール)さん。

昔絶対王子さまやった(に違いない)。今はちょっと魔法使いぽい。
手の動きとか、たぶん魔法かけてる途中と思う。

タブラは仲良し(たぶん)のSuresh Talwalkar(スレーシュ・タルワルカール)さん。一緒に歌ってる~めちゃ楽しいタブラ♪この方のソロも今年聞いたけど、びっくりした。なかなかヴァラナシでは聴く機会ないから。


またまだ載せたいUlhasさん。ちょっと音悪いけど、Raga Lalita Gauri、好きなので。
最後10分過ぎた辺りとか、生で聴いてたらちょっとわたしやばいと思う。
Part2もあるよ、Raga Basant Kedar。暇な方そっちも聴いてみてね、かっこよいよー。


そして結局ドゥルパド。Raga Malkauns。
Uday Bhawalkarさんは、Jhalaからパカーワジと一緒に歌うのがお好き。これがめちゃかっこいいのー。
今すぐにでも盗みたいけどできそうにない。Jhala、2段階聴けます。


次はWasifuddin Dagarさん。Raga Todi。この方、もちろん全部素晴らしいけど、歌唱法においても精神的にもAlapは特に盗みたいところだらけ…。Jhalaに関して言えば、どうせ真似すらできないのでもう聴くだけでいい。

だめ、もう眠くなってきた。


これくらいにしておこう。
といいつつ…、最後はボリウッド。だけど歌っているのはRashid Khanさーはぶなのです。
この映画大好き、「Jab we met」。DVD持ってない方はyoutubeで全編見れちゃうよー。


この映画ですっぴんのカリーナを見て、突然彼女を好きになりました。
Shahidとまだ付き合っていた頃なのでラヴラブ感満載の映画。
そんなゴシップ、別にいらないよね…笑。

おやすみなさい。

2012/09/20

素敵なお誕生日

9月16日はオリッシーダンサー茶谷裕三子さんのおうち、新月お誕生日ライブで歌ってきました。


あんな風に調和の取れた空間、久々!! 
一番深く残っている印象。


そこにいるすべての人に対してそれぞれが心穏やかに、思いやりでいっぱい。

茶谷さんのお人柄あってこそ、ほんとにそう思いました。

尼崎にある穀菜食堂なばなさんの薬膳おにぎりは、ライブ前から狙っていたけど結局3つも食べて
しまった…。

みんなの笑顔に包まれて、この日は眠りにつくまでわたしの心もたっぷり平穏。

** शान्ति **

これがずっと続くように、日々修行しているはずなのに、すぐ忘れてしまう… あかんねえ。


それから、この日は久しぶりにマイクを通さず生で歌ったもので、解放感がたまらんかったー。 

当たり前に聞こえるかもしれないけど、喉を楽器にしていると、何をしててもどんな時でも、ある種の恐れというものが24時間ついてくる。一時は夢に見るくらいだったからきっと寝てるときも。

でもそれを苦と感じる時期は、もう過ぎました。
今はそれを意識して生活することが当たり前だし、そんなことより気持ちよく歌って、それを届けることの喜びの方がずっとずっと大切。

そんなわけで、体調によってはマイクを必要としてしまうこともあるけど、
知らないところで無理をしていたようです。

マイクを気にする必要がない、物理的肉体的メリットから来る精神的な解放感、心の安定。
これにはもう喜びしかなかった…。

そして声は心配をよそに、ちゃーんとあなたに届いてゆく。

心と体はこんなにもつながっているということ、改めて体感しなんだか反省。
一度完全に解放されたら、alapに必要なのは時間ではないということも。


そしてそんなアーラープ三昧からこそ、気づくこと大事なことが多すぎる…。
気づくことでやっと、平穏な心に戻れる。

毎日どれだけ自分を傷つけ、知らないふりをしてるか。
わたしは大丈夫ってふりをするせいですでに自分に嘘ついてるから、どれだけ人を傷つけているかも全然見えない。

気づいてもどうすることもできない自分の弱さとか強烈なまでのエゴとか。

見せつけられる…

2012年、今年はとにかく強烈な一年になるってこと、やっと覚悟できた…と思う。
そして周りにもそんな人がたくさんいるってこと、またこの数日で実体験中。
大切な人たちのために、自分の時間を割いても少しでも役に立ちたい、心からそう思ってる。

辛いことなんかやめればいいのに、って単純に思うけど、なかなかそんな簡単にいかないもの。みーんなに当てはまることと思うよ。辛いってだけではやめることができない、いろーんな理由がきっとそこにあるよね。愛とかさ。ぷぷ。


さ、どんどん話がそれるのでこれくらいにしておこ。


呼んでいただいた茶谷さん、ありがとうございました。なおはほんとに幸せ者です。
そしていつも無理ばかり聞いてくれるタブラ奏者のばやんさん。
今回のドゥルパド・ターラも、完璧ですね。頼りにしています。またお願いします。ありがとうございました。


そしていよいよ日曜日はこれです!!!
「インドの音楽と舞踊」

う~楽しみ♪♪ すずきなお×カネコテツヤでドゥルパド、そして全曲生演奏によるオリッシーダンス、伴奏。体を通して魂に、響いたらいいなあ~。

みなさん、ぜひお越しください。





2012/09/13

萬福寺さんとか名古屋とか

ちょっとばかし旅に出ておりました。
京都の萬福寺さんに始まり、今月も名古屋へ。

トゥーンジー追悼コンサートは最高の終焉を迎えました。みんな最高。
一生忘れられない1日になりました。心が一つになるって、ああいうこと。

お客さんもたくさん来てくれて、本当にうれしかったです。ありがとう、ありがとう。

関わってくれたみんなに支えられていることを強く感じ、ずっと支えていきたいと思いました。
みんなのこと、グルのこと、スラワニジーのこと、大切な人のこと。

ステージ
この日、ステージはサロード奏者Sagarさんが用意してくれた素敵な花器なども使って、植村美文ちゃんが頑張ってくれました。私のタンプーラまで弾いてくれて。愛を感じた。美文ちゃんは、これからドゥルパドの道に入ろうとしています。数少ない同志として、ずっとずっと応援していきたいと思う。

わたしは一番最初に演奏させてもらいました。トゥーンさんが喜んでくれた歌を、てつさんのパカーワジと歌う。地面の下から突き上げてくるような、深い縁を感じます。

今わたしたちの演奏で使用しているパカーワジは、5月15日トゥンさんの命日にヴァラナシからはるばるわたしの手元に届いたものです。風に乗ってわざわざこの日にやってきた、今もそう思っています。

カネコテツヤ パカーワジソロ

てつさんのソロ、ラハラはシタール奏者の南澤靖浩さん。普段はメロディ奏者として私たちを力強く引っ張ってくれる大先輩。この日はてつさんのラハラ(打楽器ソロの伴奏)に徹してくださいました。

素晴らしかった。というか言葉はいらない。こんなパカーワジ奏者、もうどこにもいないのです。

スラワニ・ビスワス×カネコテツヤ

最後はスラワニジー。Raga Bageshree、Jhaptaal, Teentaal, Sooltaalの演奏でした。美しすぎました。トゥーンさんへの愛で溢れていた。この2人こそ、トゥーンさんの、トゥーンさんの人生の最高の理解者。見ているだけで幸せいっぱいになる写真です。

最後のSooltaalはドゥルパドのターラ。スラワニジーが、トゥーンさんの為にチョイスされました。
めちゃくちゃかっこよかった…。

2人の相性は最高でした。当然のことですね。

無事にこのコンサートを終えれたこと、本当に夢のよう。
今日はね、のーんびり過ごしています。いろんな人のこと、想っています。
本当に、ありがとうございました。

こんな素晴らしい場所に呼んでもらった私は、ほんとに幸せものです。



インドへの渡印は12月上旬の予定なので、まだまだ今シーズンドゥルパド歌います。
毎回反省が絶えないのだけど、体調整え自分に厳しく歩いて行こうと思います。




最後はこれ。萬福寺さんから名古屋に戻り、味噌煮込みうどん待ち中の麦さん、カメラ目線でニヤリ…。


2012/09/05

9月28日(金) ドゥルパドボイスワークショップ in 京都

京都でのボイスワークショップ決定しました。

金曜日の夜です。お仕事終わりの方も間に合うといいのやけど…。

みんなで声を出すのってほんとに気持ちのいいこと。
一度体験してみてくださいね。

きっと新しい何かが見つかりますよ♪

会場はパタンジャリさん・ギャーナさん宅です。カレー付きなんやって!
わーい、楽しみー♡



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【日時】 9月28日(金) 開場/18:00 ワークショップ/18:30~20:30

【場所】 京都府(OSHO info PATANJALI 京都市左京区一乗寺葉山町2番地) 
      地図はこちら 

【最寄り駅】 叡山電鉄 修学院 (徒歩15分)
        京都市営バス 一乗寺清水町(徒歩10分)
         〃    修学院道(徒歩10分)
        京都市営地下鉄烏丸線 松ヶ崎(タクシー5~7分 徒歩30分)

【会費】 2,000円 (インドカレー付き) 
     ※必要な方はメモ用紙・ペンなどご用意ください。

【予約】 電話:090-7752-3667(パタンジャリ)/090-6915-6587(ギャーナ)
             メール:dhrupad@live.jp (すずきなお)

【ワークショップについて】

ナーダ・ヨーガ(音のヨーガ)に根差した北インド古典音楽「ドゥルパド」の
歌唱法・練習法を通して、新しい自分の声に出会いませんか?

このワークショップでは、自らの中に確かな音感を確立する練習法、
身体の芯から声を出す方法、そして単純に声を出すことの喜びを、
歌うことを通して学んでいきます。

ドゥルパドのシンプルなボイスワークを身に着けることで、
ジャンルや旋律に関係なくきっと明らかな変化を感じることができるでしょう。

今回はごくごくシンプルなエクササイズを実践する予定なので、
これまでにインド音楽を学んだことのある方もない方も、是非ご参加ください。

心の底からおもいきり声を出し、何より自分の声を楽しんでください♪


幼少の頃より仏教に慣れ親しんで育ち2005年初渡印。
以後聖地ベナレスにてヒンディー語、サンスクリット語を学ぶ。
2006年北インド最古の古典音楽ドゥルパド声楽家Pt. Ritwik Sanyalの歌に感銘を受け、2008年より師事。
現在は仏教とドゥルパドをライフワークとし、インドと日本を往復している。
 

2012/09/03

のんびり始まりました。

変化の多い毎日が続いて、布たちにほぼノータッチでなんと4か月…。

今年はのんびりスタートしました。 小さいのからちくちくしています。

キレイ…。

オリッサの絣は、世界の絣の中でもやっぱりナンバル1と思う今日この頃。


写真の子たちは、9月16日のオリッシーダンサー茶谷裕三子さん宅のお誕生日コンサートで販売予定ですよ~。他にもバッグ類ほんの少しだけ詰めて行きます。

気に入った柄があっても違う形のものが欲しい~ってことが多々あるので、そんなときはオーダー受けてます。


この日は、わたしのマントラとドゥルパドで茶谷さんが即興で踊る予定です。

先日一度合わせてみてびっくり。

その場で生れてはなくなっていくものって、素晴らしいなあ。


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【日時】9月16日(日) 午後6:00~
【料金】予約 2,000円 当日 2,500円(お茶とお菓子つき)
【予約】TEL 080-5208-4756 / メール odissi@hananomiya.jp
【場所】大阪市阿倍野区北畠1-1-48
    art♡Healing Gallery 花の宮 (WEB: http://hananomiya.jp)
【出演】
舞踊  花の宮裕三子
ドゥルパド声楽 すずきなお
タブラ 藤澤ばやん

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2012/09/02

こうゆうの好き、あとドゥルパドいろいろ。

今日、ドゥルパド・ダルバンガ流派のPrem Kumar Mallickさんの娘がカヤール声楽家って知りました。
すごいファンになってしまったのでご紹介。ダルバンガ流派の13代目にあたるそう。



声かっこいいなあ。男前な感じ、めちゃ好き。生聴きたい。あと顔も好き、たぶんタイプ。

ダルバンガの面白い要素たっぷり。

ちなみにハルモニウムは始終自慢げなPrem Kumarパパご本人、タブラはお兄さん(弟?)でドゥルパド声楽家のPrashantさんという濃すぎる動画。

私の属するダーガル流派では、グルはもちろんバンディシュくれるけど、パカーワジとの協奏部分に関してどう歌うか、一切教えない。わたしのグルだけかな?でもこれはもうそういうものなのです。

かわってこのダルバンガは、とにかくティハイが面白い。ド派手。緻密に計算がされていて、その彩り豊かなところは大きな特徴の一つと思う。ちゃんと教わってるんだかまねてるんだか、そのへんはわかんない。

うまく説明できない、誰か助けて…

なので、ダーガルだけがドゥルパドだと思ってたら、きっとみんなドゥルパド・メーラに来てびっくりしちゃうと思う。あれもこれもドゥルパド?!と驚きの連続なわけです。

そんなPrem Kumarさんこちら。 Alap, Jor, Jhala はこんな感じ。
最初は、え…これもドゥルパドなの?だったのが、毎年メーラで聴けば聴くほどおもしろく感じる。
笑顔が止まらなくて身体が単純に楽しみたい!って言い出す。


そしてバンディシュに入るとこんな感じ。
続きがないので別の。こちらSooltaal、10拍子。


パカーワジは、Pt.シュリカント・ミシュラジー、カネコテツヤさんのグルさま。見えてないけど実は右側カネコさんも。ちなみにお昼ではなく、朝日の頃。生で聴いたこの演奏、楽しかったなあ…。眠すぎたけど。

こっちはお父さまのPt.Vidur Mallickジーとお兄さんのRam Kumar Mallickジーとのやつ。


娘がカヤールなのは、ダルバンガの伝統として男性が歌うものっていうのがあるからなのかな、と思う。本当のところはわからないけど、なんとなくドゥルパドは男性が歌うのがとてもしっくりくる、特にダルバンガ。ダーガルは、女性もちらほらいる。

でも彼女がこんなに素晴らしい歌い手なのは、お父さまのお力かな。
と思っていろいろ見てたら、Prem Kumarさんカヤール歌ってるの発見。
そろそろしつこいと思うので、興味のある方だけどーぞ(笑)。



濃いなあ、とにかく濃い…。生で聴きたい方は是非ドゥルパド・メーラへ。
来年シヴァ・ラトゥリーは3月10日なので、その前後4日間くらいがメーラになるはずです。

濃すぎたのでダーガルで締め。
今日はなんとなくこれ。Uday BhawalkarジーのDhamarとかいろいろ。


ジョンプリとか、デーシュカールとブープの違いとか歌ってます、わたしの王子。

動画たくさん載せたので、暇なときに聴いてね。おやすみ。