2011/12/23

絣庵について

そもそもなんで絣なの?とよく聞かれるので少し書いておきます。

高校を卒業してから、1年のうちの長い時間を海外で過ごすことが多くなりました。いろんなとこを旅しながらインドに出会い、一瞬であの小さな宇宙の虜になりました。

よくあるパターンですが、夏の間は長野や岐阜、山梨なんかの温泉旅館で働いてインド資金を貯めるという生活を数年。朝も晩も着物を着る生活を年に3か月ほどして、初めは慣れない着物も草履も、自分で着られるようになればなんとも幸せな気分。いろんな世界を見てきたけど、見れば見るほどやっぱり日本は素晴らしい。そんな思いは年々強くなっていました。

ありがたいことに、京都には古着物屋さんが今でもたくさんあります。アンティークから新しいものまで、見ているだけで誇らしい。日本人に生まれてよかった。

インドのサリーと一緒で、同じ柄なんてほとんどみかけることがない着物。そんな中で、私を一番わくわくさせてくれたのが絣でした。あのなんとも言えない繊細で優しい雰囲気。一本一本緻密な計算の上で織られいて、その職人さんの姿が浮かんできては感動していました。

そして、絣についていろいろ調べているうちに、そのルーツがインドにあるいうことを知りました。なんというか、運命だと思いました。小さい頃からお釈迦さまとのご縁は強く感じてきたけれど、今となってはインドに育てられインドに生かされている私が、こういう形でインドと日本を繋ぐこともできるのか~と妙に納得。

実際に現地の絣を目で見て、さらに夢は広がっていきました。まだまだこれから、どんな風に絣と向き合っていこうか思案中です。まずはここから、少しずつ前に進んでいこうと思います。

生まれ育った日本。今私を生かしているインド。きっとこれからも、この二つの国で生きる人生が続いていくのだと思います。二つの国に感謝して・・・。



これから今出来上がっている鞄たちを写真でUPしていく予定です。基本的には京都の手作り市等での出店になりますが、オーダーも受けれるようにこれからブログを広げていく予定です。なんとか今年のうちに終えたいな。

ていうか明日はNamaste!ライブだーin明石!!クリスマスイヴなのにインド、結局インド。どこまでいってもインド~。 
初明石、そして今年最後のライブ。いい時間になりますように。おやすみなさい。

1 件のコメント:

  1. 世界中に真心こもったものが広がりますようにー!

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