2013/01/09

とっても寒いヴァラナシ

この前はヴァラナシは2度まで下がったのですって。
手が凍りそうな中タンプーラを弾いております。

でもね、インドの暦はほんとに素晴らしいのです。
「いとぅなーたんだーもーさむ かぶたく ちゃれが~(こんな寒いのいつまで)!?」
と聞くと、みんなが口を揃えていう、
「まからさんくらんてぃ け ばーど ちゃらじゃえが~…(マカラサンクランティまでやわ~)」
って。

マカラサンクランティというのを簡単に言いと、太陽が射手座から山羊座(マカラ宮)に入る日を祝うヒンドゥーのお祭です。この日は、たこ揚げをしたり、収穫を祝う祭りだったりして、ヴァラナシっこはみーんな屋上に上がってたこ揚げする。

空に上がる凧がそれはそれはぐっちゃぐちゃに絡まりあった感じに見えるので、キチュリーの日ともいいます。
キチュリーは、インド料理のひとつで、野菜もダルもお米も一緒にターメリックで黄色くおかゆっぽく炊いちゃうやつです。そんなわけで、凧のぐちゃぐちゃとひっかけて、この日はおうちでキチュリーを作ってみんなで食べます。
これキチュリー
話はそれたけど、ほんとに毎年このキチュリーの後ちゃんと少しずつ暖かくなっていく。
ぽかぽかして気持ちのいい、とても優しい季節。一瞬で終わるけど笑。


そういえばわたし、今年の誕生日でとうとうあれなのです。早い~。
年を重ねると、愛おしいと思うものが増えていくのは気のせい?

動物も物も、人も。

もうちゃんと大人なのに、この切ない感情はほんとにコントロール外。
何かを愛するっていうたったひとつの行為がもたらす感情の多いこと多いこと…。
そのすべてが、心をどんどん豊かにしてくれる。
そいでそれが、きっと音に顕れる。

歌に魂を籠めるというよりも、勝手にそうなる。

内緒だけど、今年もちゃんと抱負を書いてみました。
ちなみに去年の「知足」はいまだ続行中です。

お歌に関する目標だけど、それはとーってもグローバルなものなので、
きっとその世界を軽く飛び越えていってくれると思う。

どんどん道は狭く、求めるものは少なくなってゆく。
その感覚は、インドに来始めた20歳の頃には全然知らなかった、
とても幸福なもので驚きです。

どこまでも、一生懸命に前に進まなきゃ。

0 件のコメント:

コメントを投稿