インドから帰りました。
無事、帰りました。
充実していた、本当に。
以前は半年居ても足りないと思っていたけれど、久しぶりに過ごす1年の半分は、少々長く感じました。
精神的にも肉体的にもとにかく、変化を感じます。
あの大地はなぜか人を、 真面目にさせるのです。
「修行」がしたくなるところ。
ただ生真面目で完璧主義で頑なな人間を造るのではなく、当たり前に、自分を律することの喜びを教えてくれます。柔軟で敏感で、自由な人間。
いろんな国を歩いたけれど、こんな国が他にあるだろか。
ないよな。。。
by a beautiful friend of mine, SUKI from Israel. |
何年いようとどれだけ過ごそうと、離れてしまったら薄れてしまう。
良い悪いではなくて人間はそれだけ、順応力が高いのだと思う。
そんなものです。
そしてインド古典音楽というのは、あのインドの大地ととても密接に繋がっています。
インドの香りは、あっという間に褪せてしまう。あの土地を知らずして、真の表現はできない。本当にそう思う。
それでも多くの外国人が時にインド国外で、インド人よりも感動する音を奏でることができたり、美しいと人を魅了することができたりするのは、 それだけこの音楽のシステムや哲学が、何千年もかけて洗練され研究されつくしたからだと思う。
そしてやっぱり口伝に勝るものはない。
立体的で感情的なのに、本質的には空っぽを好む。
音楽のためには、もっとインドに居たい。
ずっと居たいと思う。ずっとずっとずっと居たい。
ずっと師匠のもとで修行したい。
でもあちらの暮らしは、なかなか簡単ではありません。
ヴァラナシということが、大きいと思います。
食事も、気候も、人間も。
衛生的なことを考えるとインドに慣れた私でも、萎えてしまう。
病気になるのは仕方ない。
小さなことならいいけれど、気づいたらあっという間に衰弱して魂を引っこ抜かれるような危険なものがすぐ隣にあるのは、怖い。
自分のことはいいけれど、近くにいてくれる人の身にも同じように降りかかると思うと、あぁ、恐ろしい。
でもそんなことも含めて、インドなのですよね。どうしようもない。
恐怖の根源にただ、想いが行き着くだけのことです。
日本に育てられインドに育てられ、もうどちらも私の国ですから。
日本もいいけれど、インドもいいのです。
まだまだ頑張ります。役目が落ち着くまで、頑張ります。
さて!
明日からパカーワジ奏者カネコテツヤさんと名古屋、東京、横浜と3カ所、帰国後最初のライブです✡
まだインドの匂いがしててほしい、、、
貴重な時間を、シェアしてほしいなと思います。
詳細はこちら。
5月10日(水)名古屋市 ヨガの杜 19:30start with カネコテツヤ(パカーワジ)
5月12日(金)東京日本橋 Creative Hub 131 19:00start with カネコテツヤ
5月13日(土)横浜 Delhi Dining 20:00start(開演までお食事)with カネコテツヤ
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