2013/03/29

グルジーのお誕生日

今年のグルジーのお誕生日は還暦なので盛大です。

4月12・13・14日と続けて、ムンバイ、コルカタ、ボパールなどなど、アーティストが集まって、コンサート三昧。ドゥルパドはもちろん、パカーワジソロ、カヤールまで盛りだくさん。

一日目には、やっとやっと念願だったチョーテーウスタッド:Ustad Zia Fariduddin Dagar(グルジーの師匠の弟であり師でもある)とグルジーのジュガルバンディが聴ける予定。
これまで50以上のステージを共にしてきたという2人のお歌、すごいことになりそう…。

チョーテーはこの日をとても楽しみにしていて、なんと自分のタンプーラをわざわざ運んできてくれるそう。甥であるルドラヴィーナ奏者のBahauddin Dagarももちろん来てくれる。

御年80歳、いまだ現役のDhrupad界が誇る大巨匠。
感激…


実は、わたしもちゃーんとお時間をいただいています。
チョーテーの前で歌えるのは、ほんとにほんとにうれしいな。



そういえば今日は、インドで一番大きな(危険な?)お祭り、ホーリーの翌日。
ホーリーは色粉や、色で溶いた水をこれでもかというくらいにお互いに掛け合うヘンテコリンなお祭りのこと。

ほんとにヘンテコさんで、街は顔も体も真っ赤、真緑、真っピンク、というかむしろ混ざり合て真っ黒、な人たちで溢れかえっていて、建物も同じ色になっていて、日本じゃとてもじゃとてもできそうにないお祭りです。遡りきれないくらい古い文献にも、今と変わらない様子で書かれているそう。

女の子にモテモテのクリシュナというイケメン神様も、最愛の人ラーダと色の付いた粉をかけあってよく遊んでるよね…。オリッシーダンスの中にもたくさん出てくるあの可愛いやつです。

実写版だと、たぶんこんな感じ…。笑っちゃダメ!

ちなみにDhrupadにはダマル(14拍子)というターラ(リズムサイクル)がありますが、だいたいこのお祭りのことを歌っていたりするのですよー。

そんなホーリー翌日の今日は1日中とても静かで穏やか。
こんな平穏なヴァラナシ初めて…。

今日のガンガージーと静かなガート

人はどこに行っても少ないし、お店は空いてないけどみんなが落ち着いていて、おじさまたちもハグし合ったりなんかしちゃって、とても幸せそう。
毎日こんなヴァラナシだったら…と思ったけど、きっともう明日にはもとに戻っちゃうな。うぅ。

かっこいい雷が日の出前から鳴っていて、雨が降ったり止んだり、とても涼しい1日。
なんか、いいな、いいな。

宇宙のどこかで起こっている不思議なこととか、言葉で表現できない美しさとかね、小さくコンパクトにまとめたら、今日もわたしの目の前に起こっていました、みたいなそんな気分。

ほんとは毎日それに気づいていられたら幸せなのに、人間なのでたまに忘れちゃって。
やーね。

でもわたしなんて、そんなものです。さ、寝ようかな。
みんな、幸せな夢見てね。

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