2012/06/05

Dhrupadのドキュメンタリー

私のダダグル、ルドラヴィーナ奏者の故Ustad Zia Mohiuddin Dagar(バレーウスタッド)とその弟Ustad Zia Fariduddin Dagar(チョーテーウスタッド)の貴重な貴重なドゥルパドのドキュメンタリー。
Youtubeで全部見れちゃうのですが、残念ながらヒンディー語。でも言葉わからなくても、とにかく内容が濃い。音聴くだけでもDhrupadを知ってもらえそうな気がする。

ドゥルパドの綴りが間違ってるのがちと気になるけど、Part1を紹介しておこ。正しくは「Dhrupad( ध्रुपद)」と綴ります。


最初に小さなルドラヴィーナを弾いているこの少年、ドーバーレーンでもおなじみのバレーウスタッドの息子、Bahauddin Dagar jiですよ~。かわいいね。今のあのびよ~んの髭、いつからあるのかな…。


一つ英語字幕が付いたものがあるのでこっちも。かっこいい~。ダダグルは歌もお上手。そしてチョーテーウスタッドはもはや一人のヨギにしか見えない…。

私のグルは、彼のお話をするときほんとにいいお顔をするのです。私がグルからもらう愛情を想うと、彼がダダグルからもらっていた愛情をそのまま感じることができる。これこそが伝統だと思う。ただただ愛です。

ここでは、カヤールとドゥルパドの違いを、チョーテーウスタッドのお見本付きで説明しています。


そして両面太鼓パカーワジは、若かりし頃のPt. Shrikant Mishra ji(トゥーン・マハラージ)。この頃からやっぱり、彼の音だけはスペシャルですね。こんなに寄り添って演奏するお方、ドゥルパドメーラでも見たことありません。偉大な偉大なお方。心の中で、彼の音とともに生き続けてくれる。


そーして最後は彼らの一番弟子である私のグル、Pt. Ritwik Sanyal。Raga Saraswati、Sooltaal(スールタール)10拍子。
バレー、チョーテー2人の要素をどちらも併せ持ち、長い時間をかけて彼だけの世界を作った素晴らしい声楽家。メロディはいつもロマンティック。彼のメロディの繊細さと遊び心、私はインド一だと思っています。その場その場でしか聴くことができないからこそ輝いている。起こってはまた消えていく。即興芸術の最高峰。


パカーワジはもちろんトゥーンジー。2人は35年以上ともに演奏を続けてきた最高のパートナーです。友達でも家族でもない、音が繋ぐ2人の特別な関係。きっとお互いのこと、知り尽くしてるんだろうな。なんか書いてたら興奮してきちゃったので今日はこれくらいにしておこ…。

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